ざわざわ教室内が騒がしい。
今は文化祭の準備
各人の仕事をしている。
私は桜木柊と前もらってきた段ボールを真っ黒に塗り壁にする作業をおこなっている。

「何でこんなめんどくさくいことしなきゃなんないのよ、ペンキついたんだけどー、最悪」

「おい、つべこべ言わずにやれよ、腹黒ありさっ」

「ちょ、あんた誰かに聞かれたらどうすんのよ」

「いいんじゃなーい、このさい言っちゃえば、私前園ありさは腹黒のちょー性格悪い女ですって、いつも人のこと小馬鹿にして笑ってますよって」

「はぁ?あんたマジで頭おかしいんじゃない?私は清楚系女子なの!余計なことはか言ってないであんたこそちゃんとやりなさいよ」

「んだよ、自分のこと棚にあげて」

「うるさいわねー」

私たちは喧嘩しながらちゃくちゃくと準備を進めていった