「ここは...xにyを代入して.....聞いてるか...?」
「...日本語を喋ってください...」
「黙れ」
「はい...」
何故このようになったかというと。
残り夜都くんは1ページだったので心の優しいことに私に勉強を教えてくれるらしい。
けど私の脳内はついていけなく今中2の勉強を教えてもらっている。
「...お前、なんでこの高校入れたんだ...?」
そう、それは私が聞きたい。
ここは頭が良く評判な市内で有名な名門高校なのだ。
お金が安いという意味で受けたら、たまたまマークテストで運で受かってしまったのだ。
「...まぁ、いいが...これも分かんねぇとお前退学なるぞ.....」
真顔で言われ
「以後気をつけます....」
としか言いようがなかった。
「...俺の説明が下手か...?」
突然目を見て言わてドキッときたがすぐにとりつくろい
「私の脳がばかなんです、夜都くんの説明は素晴らしいですよ」
くす、と笑いながら言えば
「......なら、ちゃんと聞いてろ馬鹿が...。」
といい、また目を逸らしてしまった。
さっきよりも丁寧に教えてもらい、漸く理解できた。
涙が出るほど嬉しく、つい微笑んでしまった。
いつぶりだろうか...こんな顔ができたのは。
そう思っていると突然強風が吹いて桜が舞った。
春にしては暑かったので窓を開けていたため、風が教室に入り夜都くんのマスクが外れた。