高校に入学し2日目、友達作りにみんなが励んでいる時私、椎名祥愛は1人本を読んでいた。
人付き合いが苦手で仲のいい友達も2人しかいない。
その2人は違う高校に行ってしまい、今現在ぼっちという寂しい境遇にいるのである。
そんな私から零れるのは溜め息ばかり。
はぁー...と溜め息をついて伏せようとしたとき
「.........うるせぇ...。」
名前も知らない男子にその一言を吐かれメンタルがズタボロになった。
怒っているのかもしれないと思い
「ごめんなさい」
と謝るとその人は
「...気をつけろ......。」
といい教室を出ていった。

それが私の恋のスタート地点でした。