ドキドキ



大丈夫みたいだな・・・・。


覗き込むように腰を曲げて、葵の目線に俺の目線をあわせる。


至近距離に葵をみると、真っ赤な顔。


「あのっ、え?なにっ」

焦る葵。


ゆっくり、唇近づける。


「んっ・・・」


初めてのキスはから揚げの味。


葵の唇は柔らかくて温かかった。


付き合った次の日にキス。


早すぎる?


いや、我慢できなかったんだって。


ゆっくり唇を離すと、トロンとした目。

ほっぺた真っ赤で、かわいい・・・


やばい。


もう一回・・・


「あのっ・・んっ・・」


マジで、止まんない。


俺の胸をトントン叩く葵。


そんなの無視。


「しゅ・・ちゃ・・」


俺の名前を呼ぶために少し開いた唇に、舌を滑り込ませる。


「ちゅ・・・ふぁ・・・んっ・・・」


んな声出すなよ・・・

深く、優しく。葵とのキスを堪能する。


俺、こんなに盛ってたっけ???


でも、葵見てたら触れたくて仕方なくなる。


こんな気持ち初めてだ・・・



胸を叩いてた手は俺のシャツをギュッと握っている。


名残惜しいけど・・・唇を離す。


肩で息をしている葵


やば、やりすぎた・・・?


「ごめん、大丈夫?」


「あ、え・・うん・・・」


ぼーっとしている様子の葵。


ファーストキス・・・・だったりする???


そうだと、めちゃくちゃ嬉しいんだけど・・・・