「斎藤には、新築の物件の監督をさせます。
あそこの担当の大工さんは博さんも知ってる宮田さんです。
宮田さんも、熟練の大工なので、問題ないでしょう」
「おい、償いってどういう意味だ?」
オレは少しイラついていた。償いってどういう意味だ?
先にそう聞いたのに、違う答えが帰って来たから。
「博さんと、羽菜さんに、です」
「・・・・」
黙ったまま岡田を見つめると、岡田は話しを続けた。
「結婚前に、告白してしまった事、悪いとは思ってません。
自分の気持ちにきっちりけじめをつけたかったから、してよかったと思ってます。
でも、そのせいで、博さんや羽菜さんの気持ちをかき乱したことは
申し訳なく思ってます、だから、その罪滅ぼしをさせてほしいんです。
オレが出来る事は、些細なことかもしれない。でも、博さんや羽菜さんが住む家に、
少しでも役に立てるなら、監督をして、円滑に工事を終わらせたい。
最高の家づくりのお手伝いをすることで、少しでも償いになるならって」
・・・しばらく考え込んだ。
羽菜には言わずに、オレ一人の意見で決めてしまってもいいのか。
…岡田の心意気は、嫌いじゃない。
あそこの担当の大工さんは博さんも知ってる宮田さんです。
宮田さんも、熟練の大工なので、問題ないでしょう」
「おい、償いってどういう意味だ?」
オレは少しイラついていた。償いってどういう意味だ?
先にそう聞いたのに、違う答えが帰って来たから。
「博さんと、羽菜さんに、です」
「・・・・」
黙ったまま岡田を見つめると、岡田は話しを続けた。
「結婚前に、告白してしまった事、悪いとは思ってません。
自分の気持ちにきっちりけじめをつけたかったから、してよかったと思ってます。
でも、そのせいで、博さんや羽菜さんの気持ちをかき乱したことは
申し訳なく思ってます、だから、その罪滅ぼしをさせてほしいんです。
オレが出来る事は、些細なことかもしれない。でも、博さんや羽菜さんが住む家に、
少しでも役に立てるなら、監督をして、円滑に工事を終わらせたい。
最高の家づくりのお手伝いをすることで、少しでも償いになるならって」
・・・しばらく考え込んだ。
羽菜には言わずに、オレ一人の意見で決めてしまってもいいのか。
…岡田の心意気は、嫌いじゃない。

