大工さんに恋していいですか?おまけ追加中

電気屋は何度もオレに頭を下げ、家の外に出て

どこかに電話を始めた。


「博さん、かっこいいっす」

真顔で言った祐司。

オレは眉をピクリと動かし・・・


「何言ってんだ、バカ!さっさと仕事しろ」

「はい!」

オレの言葉に威勢のいい声を発した祐司は、

与えられた仕事始めた。


…それから数十分後。

電気屋の親方がやってきた。

「何から何までご迷惑おかけしてすみませんでした。

早急に、手直ししていきますので」

親方の言葉に、頷いたオレは、自分の仕事を開始した。


その間に、資材の搬入や、外壁屋。

内装の下見やら、入れ代わり立ち代わり仕事関係者が出入りする。


仕事を進める傍ら、その相手もしなければならず、

やっぱりイライラとしっぱなしだった。

…だからと言って、それを表に出さないようにするのに、苦労した。