光 ~俺たちの居場所~

俺の心境は複雑だった・・・。


いつも俺たちに

笑顔をくれたゆみさん・・・

そのゆみさんがいなくなる・・・。


そう、俺の中で

姉貴的存在・・・。


無性に寂しくなった・・・

心にまた穴が開いたようだった・・・。


俺は無言でその場から

逃げるように立ち去った・・・。


俺は外に寝転がり

空を見ていた・・・。


「寂しくなるね。」


一加は俺の横に座り

俺を気遣って

こう言ったんだ・・・。


「もう、甘えられる人が

 誰もいない・・・。

 誰も助けてなんて

 くれない。

 これから二人で

 重い過去背負いながら

 生きていこう。

 今度は私が

 助ける番だから。」


ありがとう・・・一加・・・。


でもあのときの俺は

何も踏み出せる

勇気がなかったんだ・・・。


ゴメン・・・。