光 ~俺たちの居場所~

ここにきてから

もう一ヶ月が過ぎようと

していた・・・。


ゆみさんは俺と一加に

誠と外国で暮らすことを

言い出した・・・。


ここにいても

ずっと関口さんから

逃げてるだけのようで

ダメだと

もっと人の目も気にせず

自由に暮らしたいと

そして

誠と一緒になりたいと

そう告げた・・・。


一緒に外国に行こうとまで

言ってくれたゆみさん・・・。


本当はそんな余裕もないくらい

お金がそこをついていた・・・。


「ありがとうございます。

 気持ちだけで十分です。

 本当に何から何まで

 ありがとうございました。

 私にはまだやり残したこと

 があります。

 そしてお金をためて

 ゆみさん、誠さんのところに

 行きますから。

 二人とも幸せになってください。」


一加は二人に言った・・・。