「え゛!?隣の席になったの!?」

「…………うん」

「あっちゃぁ~~。マジかぁ……」

昼休みin中庭。
私は、クラスの女子を振り切り、由希の元で
今のクラス情報を、報告した。

「もぉ、最悪っ!!やっと、地獄から抜けだ
せるって思ったのにぃぃぃ!!!」

「………大丈夫。ほっとけば、いいって」

「でも………不安だ!」

「そりぁそうかもしれないけど…」

「あ、神那さん…?」

「はい?」

振り替えると、同じクラスの女子が数人たっていた。

「ちょっと…いい?」

「え、うん♪良いよ」

「……蛍」

「ちょっと、行ってくるね♪由希!」

面倒くさそうな感じだったが、しょうがない。
不安そうな、由希を置いてクラスの女子達の後に続いた。

「ねぇ、神那さん。あのさ、月島君のことな
んだけど…」

「隣の席だからって、あまり月島君に馴れ馴
れしくしないでね?」

「話すのは、良いけどさぁ~…」

「…わかった♪大丈夫だよ、心配ないって!
だって、私なんかよりみんなの方がかわいい
もんっ!」

「え、そぉ?」

「なら、いいけどぉ」

「と、とにかくそういうことだから!」


バタバタと、女子達は帰っていった。

てゆーか、お前ら何様なんだよっ!!
そんなに、月島がいいかっっっ!!!

「っ、蛍!」

「ん?なに?由希」

「っ、ハァ。なに?じゃないよ。大丈夫だっ
た?」

「あ、うん。大丈夫だった」

「なら、いいや。あいつら、例の[月島]の
ファン?」

「そう。どんだけ、月島が好きなんだか…」

「……………何かあったら、僕に言ってよ?」

「うん♪」


それから、チャイムが鳴ったから由希と別れて、クラスに戻った。