「そう言えば、族のことと家のことってどうするの？」



気になってたことを聞いてみた



あたしはあんまり家のことと族のことを話したくない




ま、不良校に行くんだからどーでもいいけどね




「どっちでもいいわよ、好きにしなさい」




あ、どっちでもいいのか




まぁ最初はめんどいから内緒でいっか




とりあえず学校に行こうとドアに手をかけたとき後ろからお母さんが叫んでた




「いい忘れてたけど学校は全寮制だからねー！荷物は送ってあるから」




うん、聞かなかったことにしよう




でも、荷物が減ってたのは気のせいじゃなかったのか




しょうがない




家に帰っても入れてもらえないだろうしね




とりあえず学校に向かって歩いてたから着いたけどでか！



しかも、きれい！不良校じゃないの！？



そして今は昼だからもちろん門はしまってる




これはあたしに、あ、俺にどうしろと？




飛び越えてもいいんだけどなぁー




4、5ｍってとこかな？




だけど後ろにこの学校の生徒がいるんだよなー




そいつらと一緒に入ることにするか飛び越えるか壊すか





まぁ、一緒に入るのが妥当だろう




不審がられても困るからな




「おい、お前ら」




とりあえず声かけてみたけど気づいたかな？




「バレてたか」



茶色の明るい髪したやつが出てきた




それに続いて金髪、赤髪、茶色の暗いやつ、赤髪に金髪メッシュのやつが出てきた




「どうしてきづいた？」



どーでもいい質問が来たからスルーした




「学校入りたいんだけど」




用件だけ言ってみたけどダメか？




「そうだな、とりあえず学校に入ろう」



茶髪がいった




ナイス茶髪！