「でさ、光希は何で元気ないの?」
食洗機に食器を入れる啓太の後ろ姿に、思ったことをそのまま呟いたら、かなり驚いた顔で振り向かれた。
「ほんっとにわかんないだね…鈍感…」
鈍感って!
確かに鈍いとこもあるけど、そんなこと分かり切ってるだろう?
あんなに元気がない…ってことは…?
「女か?」
「は~…」
ため息つかれたよ。
それも、かなりバカにしたように!
なんかムカつく!
「しょうがないよ…薫だもん。
白か黒かはっきりしないとわかんないんだし。
でも、練習室に入りづらいって気がついただけ、褒めてあげれば?」
これから畳むつもりなのか、洗濯物を抱えた浩輔が戻ってきた。
「薫!光希に余計なこと言うなよ!お前がなんか言うと、話がややこしくなる。
とりあえず鈍感なまままでいてくれ!」
なんか俺…すごい言われようだ…
怒っていいか?
「別に何も言わねぇよ!言わねぇけど、気になるじゃんか!」
って一応怒ってみたけど……
ジトーっと見られたら、言葉が出ない。
俺、そんなに信用ない?
食洗機に食器を入れる啓太の後ろ姿に、思ったことをそのまま呟いたら、かなり驚いた顔で振り向かれた。
「ほんっとにわかんないだね…鈍感…」
鈍感って!
確かに鈍いとこもあるけど、そんなこと分かり切ってるだろう?
あんなに元気がない…ってことは…?
「女か?」
「は~…」
ため息つかれたよ。
それも、かなりバカにしたように!
なんかムカつく!
「しょうがないよ…薫だもん。
白か黒かはっきりしないとわかんないんだし。
でも、練習室に入りづらいって気がついただけ、褒めてあげれば?」
これから畳むつもりなのか、洗濯物を抱えた浩輔が戻ってきた。
「薫!光希に余計なこと言うなよ!お前がなんか言うと、話がややこしくなる。
とりあえず鈍感なまままでいてくれ!」
なんか俺…すごい言われようだ…
怒っていいか?
「別に何も言わねぇよ!言わねぇけど、気になるじゃんか!」
って一応怒ってみたけど……
ジトーっと見られたら、言葉が出ない。
俺、そんなに信用ない?

