「小学校でよく、将来の夢のことを作文に書かされることってよくありますよね」

『あ、あるある!』

「もちろん、大体の子達は
『仮面ライダー』とか『プリ○ュア』とか『ケーキ屋さん』とかを大きな声で堂々と言ったりして、それをのちのち恥ずかしい黒歴史なのだと言いますよね」

『黒歴史て..』

「けど、一人だけいたんです」

『... .. 』

「本当に、ナチュラルに皆に混ざって言っていたけどあんな《夢》を持つ子なんてなかなかいないはず」

『へぇ....』

「私はその時あの子はきっと大物になる

そう確信したんです」


『なぜわかる?』


「そりゃわかってしまいます」


「なんせ私は当時その子の担任でしたから、ええ」


『担任ねぇ...で、その子の夢ってなんだったのさ』


「あ、それ聞いちゃいます?」


『なんかウザイからやっぱいi..』

「しかたないですねぇ」

『....おい』

「その子の夢は......」