「何回同じ事 言わせる気だ!!」 週明けの月曜日 コピーをとった紙の束を 投げつけられて 入社1年目の舞ちゃんが 半泣きになっている。 「ごめんなさぁい…」 「その口の利き方も なんとかしたら」 「はい…」 舞ちゃんがとうとう 涙をこぼした。 「泣きゃ何とかなるのは 幼稚園までだけど?」 「うぅ…」 「いつまでも新人気分だと 査定に響くよ?」 「はい…」 「わかったら さっさとやり直せ!」