「じゃあどうする?俺の家で話す?」
「えっ!?」
「あ。何かその反応疑われてるっぽい?別に親友の彼女取ろうとか思ってないから大丈夫だよー」
「……え、あ、いや。…場所は何処でも良いけど…、」
「うん。なら俺の家で話そ?俺今年引っ越してさ、結構学校の近くに住んでるんだよね。あ、前はシンの家とすっげぇ近かったんだけど、アイツも今年の夏に引っ越したしさぁ」
「ああ、そうなんだ」
一人で淡々とそう喋り続ける蒼稀君にあたしは相槌を打ちながら電車に乗車して、それからわずか数分も経たないうちに蒼稀君に「降りるよ」と声を掛けられ、あたしは初めて降りる駅で蒼稀君と一緒に降車した。
「はい、お茶」
「あ。ありがとう」
「うん」
駅から数分歩いたところに蒼稀君が住んでいると言うマンションが見えてきて、あたしはそこへ少し遠慮勝ちになりながらもお邪魔させてもらった。

