これが、あたしの彼氏です。【完】



その後、朝は蒼稀君と一緒に登校して難なくいつもと変わらない一日を過ごした。
午前中の授業はほとんど副教科ばかりで、うるさく騒ぐ人がほとんどだった。あたしはそんなクラスメイト達に不満爆発だったわけだけど、何とか騒がしい午前の授業を耐え忍んだ。


それかというものあっという間に昼休みを迎え、あたしはポケットに入れていた携帯をチラリと確認した。

けれど、いつも来ているはずのメールの受信は全くない。矢沢君の名前が表示されていない事にあたしはキュッと唇を噛み締める。

「………」

矢沢君からのメールが来ていない方が由希と一緒にお昼ご飯食べれるから別に良いけど、なんてそんな事を思いながらあたしは携帯をそっとポケットに仕舞い込んだ。

「…………」


―――――ほんのちょっとだけ、胸の奥が心細くなるのを押し込めながら。