パーカー



「れいな、俺のこと好きですか?
流されてない?」




ケータイから彼の不安そうに震えた声が
聞こえる


私は彼の不安を和らげたくて、
だから、なるべく優しくこう言った

「私先輩のことが好きなんです
流されたなんて全く思いません
先輩のことが、ホントに、
好きなんです」


なるべく感情を込めて、
私は優しくそう言った


計算とかじゃない
私はただ先輩の不安を和らげたかった
だけなの