肩で息をするリーダーさんは突然ニヤリと笑う。
は?
きもっ…
「あー許さない。」
私の髪を掴み引きずる。
痛いっての!!
ずるずる引きずられた体は柵の前でピタリと止まる。
え?は?…まさか…ね?
「あんたが悪いんだからね?
あたしに恥かかせたから」
蹴っただけですよ?!
「手伝いな!!殺すから!!」
はぁぁぁぁぁぁぁぁ?!
ふざけんなよ?!
流石に賛同する者はおらず首を振り続けるお仲間さん。
逃げるなら、今のうち。
よそ見してるリーダーさんの足を精一杯の力を込めて殴る。
「痛いっっ」
手を放した隙に私は他の女共もついでに殴り逃げた。
後ろから「待て」と聞こえたが止まるわけがない。
それは当たり前でしょ?


