ふたば

1時間目…
2時間目…
3時間目…
4時間目…

時間は、どんどん過ぎて行った。

だけど美紀の心は、ポツンと残された。



誰なの…

あんなメール…

怖い…怖い…

怖いよ…悠……



頭に浮かぶのは、悠の顔優しくて暖かい
大好きな悠の顔……

近くに居る

教室にちゃんと居る


だけどこんな事を話して

心配かけるのは、

絶対嫌だった。

だからまだ悠には、話さない…

そう決心した。