ふたば

美紀は、動揺した。

だって色んな気持ちが入り交じってしまったから


自分が悠を好きって気持ち…

サヤカさんの悠を思う気持ち…

そして今日初めて知った悠の気持ち…


美紀の中で全てがぐちゃぐちゃになった。

「あっ…あの…」

悠を好きなはずなのに…

答えは、決まってるはずなのに…

言葉が出てこない…

どうしても言葉だけが出てこない…