愛のかたち

「あなたのお母さんの住所を書いたわ」


「あなたが 真実を知りたければ 真実を確かめなさい」


「ただし、ひとつだけ言っておくわ」


「真実を知るかどうか 決めるのは あなたよ」


「真実を知っても 誰のせいにも しないでほしい」


「そして あなた自身を 責めないでほしい 私が言いたいのは それだけよ…」


私は 小林さんの言葉を 繰り返し 自分に言い聞かせて 市役所を後にした。