愛のかたち

数時間泣き続けて 体が水分を欲しがろうとしていた。


ノックの音が聞こえて 私は涙をふいた。

ドアの向こうから 奥さまが現れた。


奥さまは 私を怒鳴ることもせず 私の肩に手を置いた。


私には 訳が分からない。


聞こえて来た言葉は 「泣いていいのよ… もう我慢しなくて いいからね。」 奥さまの言葉に 再び涙が溢れる。


私は 愛情を知った気がした。


温かくて… そっと私を包んでくれるような ふんわりと伝わる優しさ。


これが 愛なんだ…。

涙で溢れていた私の顔には 次第に笑みがこぼれた。