愛のかたち

包帯で顔を覆った校長先生のとなりに 女性が居た。
きっと 奥さまなのだろう。


「あなたなのね!? よくも うちの主人に…!!」
校長先生が手を伸ばし 奥さんの言葉を止めた。


「この子と話したいんだ ちょっと席を外してくれ」
校長先生の言葉に 奥さまは 私を睨みつけ 病室を後にした。

「ここへ 座りなさい」落ち着いた口調で 校長先生が言う。


私は 壁際に荷物を置き 椅子に腰を下ろした。