「夏希~。
 担任の先生、誰かな?」

「ほんとだね~。
 私、前田先生じゃなかったら誰でも
 いいかも!!」

前田先生っていうのは
すぐに理不尽な怒り方をするから学校一
嫌われている先生。

「イケメンの新任とかだったら最高だね!!」

なんて言いながら
私と茜は自分たちのクラス、
2年3組の教室へと向かった。