嘘つきなポーカー 1【完】



――…。


「おかえりー。何だったの?」


華代のもとに戻ると、華代は由佳に尋ねた。


「自分はこれからも変わらずに小野寺薫と関わるけどいいか、って。」

「あぁ、そういうことね…。」


華代は納得したように呟いた。


「奈津子、これからもガンガン小野寺薫のこと攻めるみたいだよ。」


由佳が呟くと、華代は「そっか。」と力無く笑った。


「奈津子と小野寺薫、上手く行くといいね…あんなに好きなんだもんね…」


由佳は呟いた。


「…うん、そだね。」


華代も遠くを見つめながら呟いた。