奈津子はそれだけ言うと、由佳のもとから去って行く。 「何見てんのよ!文句ある?」 奈津子はまじまじと見つめるクラスメイト達にそう言いながら、席についた。 「…由佳ちゃん、一体どういうこと?」 華代が唖然としながら尋ねる。 「んー、昨日の敵は今日の友って感じかな。」 由佳が答えると、華代と薫は顔を見合わせながら呆然とした。 由佳は自然と口元が緩んだ。 「ねぇ、クリスマスパーティーのメンバー、2人追加してもいい?」 由佳は嬉しそうに言った。