嘘つきなポーカー 1【完】



しかも、薫の姿もまだ見当たらない。

昨日の一件以降由佳はまだ薫に連絡を取っていないし、薫の体が無事なのかも分かっていない。


「小野寺薫も、大丈夫なのかな。」

「うん、心配だよね…」


由佳の言葉に、華代も不安そうに呟いた。


その時、華代が何かを思い付いたように「あ!」と声を発する。


「どうしたの?」

「松本先生なら、何か事情を知ってるんじゃない?」


なるほど、その手があったかと由佳は思った。


由佳と華代は、急いで保健室に向かった。