嘘つきなポーカー 1【完】



松本先生は由佳の家の前で車を停めると、由佳を降ろした。


「今日は色々とお騒がせしました。ありがとうございました。先生が居てくれたおかげで助かりました。」


由佳は深々と頭を下げた。


「気にするなって。また何かあれば、いつでも頼りにして。」


そう言って笑う松本先生はとてもかっこよく、女子からの人気が高いのも確かに頷けると由佳は思った。


「はい、ありがとうございます。」

「じゃ、また明日学校で。薫のことよろしく頼むよ。」


松本先生は爽やかな笑顔でそう言い残すと、クラクションを1回鳴らして、颯爽とその場を去っていった。