松本先生は由佳の家の前で車を停めると、由佳を降ろした。
「今日は色々とお騒がせしました。ありがとうございました。先生が居てくれたおかげで助かりました。」
由佳は深々と頭を下げた。
「気にするなって。また何かあれば、いつでも頼りにして。」
そう言って笑う松本先生はとてもかっこよく、女子からの人気が高いのも確かに頷けると由佳は思った。
「はい、ありがとうございます。」
「じゃ、また明日学校で。薫のことよろしく頼むよ。」
松本先生は爽やかな笑顔でそう言い残すと、クラクションを1回鳴らして、颯爽とその場を去っていった。

