嘘つきなポーカー 1【完】



「それか僕と由佳が愛し合う姿を、指をくわえながら見てる?」


恭平はそう言うと、由佳の首にナイフを突き付けたまま由佳のはだけたYシャツの中に手を滑り込ませた。


「やっ…」


思わず由佳の口から声が漏れる。


「はぁ、由佳は本当に可愛い。全部僕のものだ。」


恭平はそう言って、由佳の首筋を舌でなぞる。


「や…っ…やめ…」


それを黙って見つめる薫の綺麗な顔が、だんだん歪んでいくのが分かった。


「悔しい?」


恭平はニヤリと口角を上げた。



「…ぶっ殺す。」