すると、奈津子は段ボール箱を抱えたまま、ある場所に入っていった。 奈津子の姿が見えなくなったことを確認して、由佳は奈津子が入っていった場所を見に行く。 『たけのこ学園』 奈津子が入っていった場所は、そう書かれた平屋建ての古びた施設のような建物だった。 「ここ、孤児院だよね…?」 由佳は呟いた。 奈津子が孤児院に一体何の用なのだろう。 ここで働いているのだろうか? 由佳が色々考えを巡らせていると、突然背後から「おい。」と呼び掛けられて、由佳は心臓が飛び出しそうになった。