「今晩は上で食事をしよう」そう言って最上階のレストランに予約を入れてくれた。

「時間は7時。それまで好きにしていいよ。」

「じゃキッチン借りますね」そう言ってコーヒーメーカーのセットをした。

コーヒーを入れて一哉さんの所へ持って行った。

ソファーに寝ころびながら雑誌を読んでいた・・

「どーぞ」

「ありがとう」

「私横にいていいですか?」

「好きなだけどうぞ」そう言うと、腕をつかんで、自分の横に寝かした。

後ろから抱きしめられた・・・

「少しでいいからこのままいさせて・・・」彼の腕の上に手を添えたままゆったりと時間を過ごした

窓から見える景色をぼーっと見つめていた・・・沈みだしてる夕日がすごく綺麗だった

オレンジの光が部屋の中の色を変えた。白い壁がきれいなオレンジ色に変わった

沈む夕日がとても綺麗だった。

(こんなきれいな夕日みたことないなぁ)自然と体が起きて窓際へ行った

「真理さん?どうかした?」と後ろからそっと抱きしめてくれた。

「あまりにも夕日が綺麗だったから・・・」何かに惹かれるようにじっと見ていた。



「真理・・・」耳元で声がする・・

「え?」振り返った時、彼の唇が私に触れた・・・


オレンジに染まった壁に二人の重なる影が映ってた・・・

驚きと恥ずかしさで、彼の胸の中に顔をうずめてしまった。