幸せになっていいですか

軽く唇が触れた。そのまま深く角度をかえ激しさが増してきた。

息ができないくらい求めあってしまう。すっと唇を話すと今度は舌がねじ込められた。

このままだとほんとに止められなくなる・・・

一哉の指が服の中に入ってきた。背中をそっとなぞった・・・。

その感触に背中が反り返った。

「だめ・・だっ・・て」

「もう少しだけ・・・」その言葉を言った後唇を塞がれた。

最近は忙しすぎてお互い触れる時間もなかった・・

だから今この時間がすごくうれしくもあり、恥ずかしくもあり、大胆になりそうな自分もいたり

感情のコントロールが効かなくなりそうで、怖くなった・・・

一哉の指先も唇も止まる事を失ってしまっている。

「か・・ずや」吐息か声かわからないぐらいの言葉しか出なくなってしまった。

「ん?」少し意地悪そうな顔で私を見つめ、鎖骨にチュッっと音が鳴るくらい吸いついた。

少しの痛みと熱がそこに集中した・・・

もうここまで来たら完全に一哉のペースに持っていかれる・・・

「真理・・・」その声が身体全体を麻痺させていく・・・。

久しぶりのこの時間がお互いを求め、愛し、溺れていく・・・

完全に理性が吹っ飛んだ。いつものやさしさより、激しさのほうが増してきた。

壊れそうなぐらい抱きしめられて、もう壊れてもいいと思った。

一哉の動きがさらに激しく、早くなっていく・・

「もっと乱れていいよ・・もっと感じて」

その言葉の後・・・私の中で何かが弾け飛んだ・・・

頭の中が真っ白になった・・・こんな感じ初めてかも・・・

一哉の声が遠くに聞こえてる・・・

わかるのは一哉の顔が胸の上にあるっていうこと・・・

その後のどうなったかはわからなかった・・・。