年末最後の仕事も終わり、来年の結婚式に準備に追い込みが始まった・・

私の両親も年末いっぱいまでマンションにいるので、相談もしやすく、事は順調に進んで行った。

一哉と時々意見が違って喧嘩もしながら、話は進んでいった。

盛大な披露宴をしようとする一哉の意見がどうしても納得できなかった

その問題だけは中々解決しなかった・・・。

「人数も凄いし、一生に1回だからいいだろ」

「何言ってるの。一回きりのことだから、要らない物は削る」

「って何を削る?」

「お色直し」

「3回を?」

「多すぎる!」

「1回でもいいくらいよ。加奈子もそうだったでしょ。」

「あれは、おめでただっただろ・・・まさか真理!」

「そんなわけないでしょ!」

「無駄なものは削る!わかった!」

「・・・嫌だ」

「一哉・・・だったら何だったら許せる?」

「2回」

「1回じゃだめ」

「それは譲れない」

「・・・わかった2回ね」

「後は・・ドレス合わせか・・・」

「それなら、正月明けたら行くぞ」

「了解」

「ウエディングドレスはカタログで決めたから」

「わかったこれだな」と印をつけた。

まだ4か月も先の話なのに・・・決めることも多くなって来た。

明後日両親が帰る・・・明日は一日親孝行しようと決めた。