今日は一日ゆっくりしよう。

朝食を食べながら一哉が言った。

昨日はパーティーで誕生日のお祝いが出来なかったから

今夜はここでゆっくり二人の時間を過ごすことになった。

部屋に帰り、ソファーでのんびりしていた。

「真理、・・」

その呼び方があまりにも真剣だった為少し驚いた。

「何?一哉」

「真理・・・幸せか?」

「え?何でそんなこと聞くの?」

「ふと思うときがあってな・・・」

「一哉・・・あなた優志のこと気にしてるの?」

「・・・・・」

「大丈夫よ心配しないで。優志は元婚約者だけど、今は二人にとって
大切な人・・・私達を守ってくれている人だと思ってる。一哉にとっても
大切な親友だったでしょ。どうしたの急に?」

「そうだな・・ごめんこんなこと聞いて・・・」

「一哉・・何?マリッジブルー?ってもう結婚してるけどね」

そっと私から抱きしめた。

「今日の俺どうかしてるな・・・」

ふっとやさしく笑った・・・

「今夜は二人でお祝いしような」

やさしくキスをしてくれた。

一哉の温もりを感じながら暫く寄り添っていた。