「寒いから戻ろう」と手を繋いでベットに戻り座った。

「真理、その恰好・・俺をドキドキさせたいのか?」

カッターシャツから胸の谷間が見えていた。

「って違う!着るものなかって・・それで借りて・・」と慌てて隠そうとしたら

そのまま押し倒された・・・

留めていたボタンを外し始めた。

やさしく微笑みながらそっと唇を落としてきたた・・

耳・・首筋・・唇・・鎖骨・・・

触れられる所すべてが熱をおびてゆく・・・

その感覚が何ともいえなくて、目を瞑っていた。

「真理・・」名前を呼ばれるたびに身体が熱くなる・・・

身体を触れる指先が熱く感じて、触れる所が溶けていきそうで、

何とも言えない熱と感覚に襲われる・・・

こらえていた吐息が漏れてしまった・・・

「そんな顔するんだ・・」と首筋に唇を落としてきた。

やさしい痛みと熱を感じた・・・

今度は胸の辺りで同じ痛みが走った。

赤い印・・・胸元に小さな花が咲いた。

全身が重くなってきた・・力が入らない・・

「その顔・・・やっぱいいな・・」耳元で囁いた。

自分がどんな状態かもわからない・・

わかることは一哉にすべて預けていること・・・

「見たこのない真理がみたい・・」そう言っていつも違う一哉がそこにいた。

こんな感情を持っていたかのかと思うくらいお互いを求め愛し合った。

何度名前を呼びあったのかわからない・・

真理・・名前よ呼ばれた後、そのまま意識が遠退いた・・・