荷物の整理も終わり、休憩をしていると電話が鳴った。

一哉が誰かと話をしていた

「じゃ後ほど」

「誰?」

「ん?内緒」

「ちょっとむかつく。何が内緒よ」

「嘘ごめん。リングが出来上がったって。取りに行くか?」

「うん。行く!」

着替えて出発した。

着いたのはホテルの中のジュエリーショップ。

何処を見ても桁が違う・・どのショーケースを見ても目が痛くなりそうなものばかりだった。

こんな高いのもらっても・・指が折れそうなぐらい高価なものだらけだった。

「真理どうする?今つけていく?」

「今はちょっと・・後でいいよ」

「じゃ包装してください」とお願いした

「後のお楽しみにな」

「うん」

「それと、結婚指輪はここで決めていいか?」

「今!?」

「デザインするか?」

「ここにあるものでいいです」

「じゃ選ぼうか」

ショーケースの中からとカタログと色々見たが、ケースの中にある一つのデザインが気に入った。

「一哉これ・・」

「あ・・それいいな」

「じゃこれにします」

「あ・・・でも・・高いよ」

「気にするな」とおでこをポンと叩かれた。

「はい・・すいません」と謝った。

婚約指輪を受け取りお店を後にした・・・

時間がお昼だったのでそのままホテルで食事をした