部屋に着いた途端、一哉が私を抱きしめた・・・

「真理ごめんな・・」

「一哉・・何で謝るの?」

「お前に心配かけて・・不安にさせて・・大事な話まで・・」

「私はあなたと結婚することに決めたの。心配も不安も何もかも・・
 あなたといれば大丈夫だから・・」

笑って一哉の唇にそっとふれた・・・

ソファーに座って今日の話の続きをした。

「で・・親父がいってたけど・・・」

「そう結婚式なんだけど・・・4月でもいい?・・・」

「4月ってお前・・・優志の・・」

「ダメかな・・」

「・・・いいよ真理がそれでいいなら・・」

「ありがとう一哉」一哉に抱き付いた。

「俺にとっても優志は忘れられないからな・・」

「大切な親友だもんね・・」

「4月か・・これから忙しくなるな」

「うん・・・落ち着いたら・・実家に帰るね」

「いつごろ?」

「来月かな~?」

「わかった。俺も行く」

「え?忙しいでしょ」

「親父も連絡したと言ってたし、俺は日帰りになるけどいいか?真理は好きなだけいたらいいから」

「私も、仕事があるから、あんまり休めないけど・・」

「加奈子さんもいるから大丈夫だよ。ゆっくりしておいで」

「わかった」

「じゃ 明日は休んだから・・・のんびりするか・・・」

耳元で囁き、そっと耳を噛んだ・・

力が抜けてしまい、そのまま一哉の胸の中にもたれた・・

「ばか・・・」

「今夜は覚えてろよ・・・」

そのまま抱き上げられてバスルームへ向かった