Revenge game

「う…ぐわぁぁぁ!」

何故か俺の腹部に別のナイフが刺さっていて、
余りの痛さにのたうち回る。

「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」

まるで炎に焼かれているように熱く、
複雑骨折をしたように痛い!!いや、それ以上。

「何で…何で…ッ!うぐっ」

痛みを堪えながら海良を見ると
クスクス笑いながらこう言った。

「確かに殺せと言ったけど、反抗しないとか
私、一言も言ってないよ?」

また、ハメられた。
あえて俺から接近させて殺すことを目的にしてやがった。

「う…あぁ…」

俺は泣いた。痛いからじゃなくて
また、偽られたから。

「ッ!」

海良も思ってみなかったのか動揺している。