バダンッ

二階の一番奥のドアを開けると、藤崎は女と談笑していた。

「ふ…じさきっ!!」

息を整えながら叫ぶと、アイツは俺に冷たい視線を
むけ、嘲笑った。

「ホントに殺ったんだ…馬鹿だね。
しかも殺ってから友達ぶるって…どんな神経?」

女に冷たく突き放された。

「ち、違う…違う違う違う!!
俺じゃない!!悪いのは俺じゃない!!俺は殺ってない!!」

そうだ!俺はこいつに命令されただけ。
自分を守っただけじゃないか!!
なにも悪くない!!全部全部アイツらが悪い!!