「他には!?」

まるで自分の復讐のように目を輝かせ、興奮するカイラに吹き出してしまった。

「んもー!!!笑ってないで教えてよ!」

「あぁ…順番はもう決めてある。
とっておきのヤツをね!!
後は場所なんだけどな~」

そう。隔離されていて、出来れば少し遠いところがいい。
だが、この地域はかなり都会なため
これといって短期滞在できて、結構な人が入れると言う廃墟などが無い

「あ!いい場所知ってるぅ♪」

ニカッとはにかむカイラに

「何処?」

俺はすぐ飛び付いた。

「んー…焦んないでよぉ」

若干嫌そうにしながら焦らすカイラに段々イライラする。

「どこだよ!」

「郊外の×××‐××‐××××って住所に
つい最近、車の製造会社が潰れて
そのまんま工場だけ残ってたよ。」

細かいことまで教えてくれたカイラに大感謝だ&大手柄。

「ありがとう!!今から下見いくか?
それとも当日いく?」

俺としては復讐が成功すればとりあえずOKなので、そこまで念入りに確認しなくても良かった 。
俺に必要なのは
・隔離された土地
・道具
だけなのだから。