「ほら、弥生の元気が出るようにシュークリーム買って来てやったぞ。…ってゆーか、十分元気じゃねぇ?」
アタシは慌てて言った。
「イヤ、全く、全然、ちっとも元気じゃないよ…ゴホゴホ…」
と、わざとらしい咳をするとカズくんはアタシの頭を小突いた。
アタシの部屋の前まで来るとアタシは、
「ここがアタシの部屋。先に入ってて。何か飲み物取ってくるね」
と言って、キッチンに向かおうとした。
…だけど、カズくんが突然アタシの腕を握ってそれをやめさせた。
アタシは少し困った顔でカズくんを見上げると、カズくんは
「いや…大丈夫、喉渇いてねぇし」
と、言い訳じみたことを言って恥ずかしそうに笑った。
「へぇ…ここが弥生の部屋かぁ…」
カズくんはまるで小さな子どもみたいに目をキラキラさせてアタシの部屋を見渡した。
アタシはその辺に散らかっていた教科書や参考書なんかを一生懸命片付けて、お願いだからこれ以上部屋を見ないで!と心で祈っていた。
「あ、ここに座って」
アタシはそう言って座布団を差し出した。
カズくんは黙ってそこに座った。
アタシはフローリングの上にそのままペタン…と座り込んだ。
…カズくんを部屋に入れたのは良いけど、なんか沈黙。
重苦しい空気…ヤダな…。
「あ、シュークリーム食べる?」
カズくんがアタシに尋ねた。
「う、うん!食べる!お昼ご飯も食べずに寝てたから、超お腹空いたの」
アタシはこの空気をごまかすためにわざとハイテンションな声で答えた。
アタシは慌てて言った。
「イヤ、全く、全然、ちっとも元気じゃないよ…ゴホゴホ…」
と、わざとらしい咳をするとカズくんはアタシの頭を小突いた。
アタシの部屋の前まで来るとアタシは、
「ここがアタシの部屋。先に入ってて。何か飲み物取ってくるね」
と言って、キッチンに向かおうとした。
…だけど、カズくんが突然アタシの腕を握ってそれをやめさせた。
アタシは少し困った顔でカズくんを見上げると、カズくんは
「いや…大丈夫、喉渇いてねぇし」
と、言い訳じみたことを言って恥ずかしそうに笑った。
「へぇ…ここが弥生の部屋かぁ…」
カズくんはまるで小さな子どもみたいに目をキラキラさせてアタシの部屋を見渡した。
アタシはその辺に散らかっていた教科書や参考書なんかを一生懸命片付けて、お願いだからこれ以上部屋を見ないで!と心で祈っていた。
「あ、ここに座って」
アタシはそう言って座布団を差し出した。
カズくんは黙ってそこに座った。
アタシはフローリングの上にそのままペタン…と座り込んだ。
…カズくんを部屋に入れたのは良いけど、なんか沈黙。
重苦しい空気…ヤダな…。
「あ、シュークリーム食べる?」
カズくんがアタシに尋ねた。
「う、うん!食べる!お昼ご飯も食べずに寝てたから、超お腹空いたの」
アタシはこの空気をごまかすためにわざとハイテンションな声で答えた。
