アタシは地元の駅前にある薬局へ飛び込み、ある物を探した。
それを見つけると、慌ただしく支払いを済ませて駅のトイレへと駆け込んだ。
…アタシが買ったある物…それは妊娠検査薬だった。
そのままアタシはすぐに駅のトイレへと走った。
そして…アタシは、結果を見て一瞬戸惑った。
結果は…陽性。
アタシのお腹の中に、赤ちゃんがいる。
このアタシの小さなお腹の中に赤ちゃんがいるなんて…
あ、そっか。
この赤ちゃんはきっとカズくんとアタシの子だよね?
だって、レイプに合って二週間も経ってからカズくんと一つになったんだもん。
だから…この赤ちゃんはカズくんの子だよね?
どうすれば良いの?
…この赤ちゃんはこれからどうなっちゃうの?
カズくんの子だもん、産みたい。
だけど…アタシもカズくんもまだ高校一年生だよ?
お金はどうするの?
赤ちゃんをちゃんと育てていけるの?
仮に産んだとしても、赤ちゃんは幸せになれるの?
次第にアタシはどうしようもない不安に襲われて、だんだん怖くなってきた。
アタシはカズくんに電話をかけた。
そうすれば、何か解決の糸口が見つかるかも知れない…
「もしもし??」
「おう。体調大丈夫か?」
「う…うん、大丈夫。あ、あのね、ちょっと話したいことがあって…」
「ん?何?」
「…えっと、ちょっと電話じゃ話しにくくて…」
一瞬の沈黙がアタシに重たくのしかかる…
「じゃあこれから弥生ん家行くよ、どーせヒマだしなっ!三十分くらいで着くから」
そんなカズくんのいつもどおりの優しさにアタシの心は救われた気がした。
「あ…わざわざごめんね。じゃあアタシ駅で待ってるね」
「はぁ!?絶対ダメ!体調悪いんだからちゃんと家で寝てろって!」
そこまで言ってカズくんは一方的に電話を切ってしまった。
きっと自分の言った言葉に照れてしまったんだろう。
アタシはこんな時なのにおもわず笑みがこぼれてしまった。
そしてアタシは少し穏やかな気持ちで、カズくんの言いつけどおりに自分の家へと向かった。
お腹を優しく撫でてみる。
…目には見えなくても、幸せに触った気がした。
この頃のアタシはなんて無知だったんだろうと、未だに切なくなる。
違ったのに…
本当は、違ったのに…
カズくんを傷付けてしまったね。
ごめんね。
それを見つけると、慌ただしく支払いを済ませて駅のトイレへと駆け込んだ。
…アタシが買ったある物…それは妊娠検査薬だった。
そのままアタシはすぐに駅のトイレへと走った。
そして…アタシは、結果を見て一瞬戸惑った。
結果は…陽性。
アタシのお腹の中に、赤ちゃんがいる。
このアタシの小さなお腹の中に赤ちゃんがいるなんて…
あ、そっか。
この赤ちゃんはきっとカズくんとアタシの子だよね?
だって、レイプに合って二週間も経ってからカズくんと一つになったんだもん。
だから…この赤ちゃんはカズくんの子だよね?
どうすれば良いの?
…この赤ちゃんはこれからどうなっちゃうの?
カズくんの子だもん、産みたい。
だけど…アタシもカズくんもまだ高校一年生だよ?
お金はどうするの?
赤ちゃんをちゃんと育てていけるの?
仮に産んだとしても、赤ちゃんは幸せになれるの?
次第にアタシはどうしようもない不安に襲われて、だんだん怖くなってきた。
アタシはカズくんに電話をかけた。
そうすれば、何か解決の糸口が見つかるかも知れない…
「もしもし??」
「おう。体調大丈夫か?」
「う…うん、大丈夫。あ、あのね、ちょっと話したいことがあって…」
「ん?何?」
「…えっと、ちょっと電話じゃ話しにくくて…」
一瞬の沈黙がアタシに重たくのしかかる…
「じゃあこれから弥生ん家行くよ、どーせヒマだしなっ!三十分くらいで着くから」
そんなカズくんのいつもどおりの優しさにアタシの心は救われた気がした。
「あ…わざわざごめんね。じゃあアタシ駅で待ってるね」
「はぁ!?絶対ダメ!体調悪いんだからちゃんと家で寝てろって!」
そこまで言ってカズくんは一方的に電話を切ってしまった。
きっと自分の言った言葉に照れてしまったんだろう。
アタシはこんな時なのにおもわず笑みがこぼれてしまった。
そしてアタシは少し穏やかな気持ちで、カズくんの言いつけどおりに自分の家へと向かった。
お腹を優しく撫でてみる。
…目には見えなくても、幸せに触った気がした。
この頃のアタシはなんて無知だったんだろうと、未だに切なくなる。
違ったのに…
本当は、違ったのに…
カズくんを傷付けてしまったね。
ごめんね。
