不器用な二人










「…あれ、これ…」




「ん?どうした?」




マネージャーさんは私の後ろから覗き込み、あるものを見る。




「貝殻?」




そう、そこら辺の海に落ちてそうな貝殻。


…だけど、この貝殻に見覚えがあった。




私は貝殻を手に取り、裏を見る。




そこには、小学生が書いたような字で“ゆうちゃん大すき”とあった。