不器用な二人









私も自分の家に入ろうと鍵を取り出そうとすると、マネージャーさんは何か思いついたかのように、あっと声をあげる。




「美遥ちゃん。悠斗の部屋、入ってみる?」



「…え!?」



悠ちゃん家に!?
…すごく興味がある。

でも、無断に入るのは…
悠ちゃんにも許可取ってないのに…




「大丈夫。黙ってればバレないって」




にかっと無邪気に笑うマネージャーさん。まるで、子どもみたいに…



…マネージャーさん、貴方はいくつですか?30はいってそう…