「また空いたら、ご飯食いに行くか」
悠ちゃんは平然とした顔で私たちのマンションへ目指して、車を走らせる。
…聞こえてないみたい。
よかった…
「……うん」
悠ちゃんの言葉に私は頷く。
また悠ちゃんに会える。
それが嬉しくてたまらない。
…昔は散々自分で傷ついたのに、また同じことを繰り返すの?
また自惚れる?
…でもね、私はそれでいいと思ってしまった。
また自分で勝手に傷ついてでも、そばに居たい。
あの時はかなり落ち込んでいたけど、今回はどうなんだろう。
また同じことになるのかな?
…それでもいい。
後のことなんて、今は関係ない。
私は悠ちゃんのそばにいられるなら、それでいいの。
私は悠ちゃんから抜け出せない…