「え、大丈夫じゃん。昼からということは朝まで一緒にいられるわけだし。そしてまた会えない日々が続いちゃうし。だから美遥で補給しないと」
語尾にハートがついてるかのように言う悠ちゃん。
口では反抗する私だけど、心は拒否れるわけがなく、私は悠ちゃんと一緒に朝を共にしたのだ。
そして目が覚める頃はもう昼前だった。
ちらっと悠ちゃんを見ると、彼はもう目覚めていて私の髪を梳いていた。
「悠ちゃん…おはよ…」
「おはよう。昨日…というよりも、今日はちょっと無理させたね」
悠ちゃんの言葉に私は首を横に振る。
悠ちゃんの腕の中で、しかも優しく髪を梳いてくれるから、今の時間がすごく心地良い。
「悠ちゃん…ちゃんと寝た?」
「寝たよ。美遥が起きる10分前までは」
そして悠ちゃんはもう少しこのままでいたいと言うので、私もそれに賛同した。


