不器用な二人








「悠ちゃん…話って…」




ドキドキと悠ちゃんの言葉を待つ。
すると、悠ちゃんは予想外の言葉を口にした。



「美遥と初めて出会ったのは…俺が小学二年の時だったかなー?」




「え?」




いきなり昔話を始めた悠ちゃん。



なんで急に昔話を…?




「その時美遥はまだ4歳だったよな。一人で家の前に座っててさ…泣いていたんだよ」




「え、私泣いてたの?」




っていうか、悠ちゃんと知り合ったのは4歳の時だったの?
……全く覚えてない。



気づいたら悠ちゃんがいるって感じだったし。





「かなり泣いていたね。だから思わず声をかけたんだ。なんで泣いてるの?って」




当時のことは鮮明に覚えていると悠ちゃんは言う。


確かに…悠ちゃんはよく覚えてる。
だって小学二年の時の記憶なんて無いに等しい。



それほど衝撃の出来事だったのか。