不器用な二人









「結婚式には呼んでください!」




「もちろん」




結婚式はまだ未定。



先に籍を入れて、悠ちゃんの仕事が少し落ち着いたら、結婚式を挙げることになっている。



その前に式場を決めないといけないから、たまに雑誌を見て探す。



良さそうなところがあったら、とりあえず候補にあげて、今度悠ちゃんに言うつもりだ。



「じゃ私たちはこの辺で。美遥、また集まろうね」




「うん、また智史くんとの話を聞かせてよ」



気が向いたらね。と恭子は有沙を無理矢理連れて帰っていく。



有沙はまだ話したかったらしく駄々こねっていた。



そんな有沙に悠ちゃんは苦笑。




二人の姿が見えなくなるまで見届け、私は悠ちゃんの車に乗ろうとしたけど、後ろから悠ちゃんに抱きしめられた。





「えっ、悠ちゃん!?」




「もう誰も見てないからいいでしょ?」




ぎゅーっと抱きつき、甘えてくる悠ちゃん。
最近こんな悠ちゃんが可愛くて仕方がないんだよね。



…本人には言えないけど。