不器用な二人









「まぁ…まず美遥は短大を受からないとな」



「…そうだね」




まだ試験自体始まってないもん。
…でも、悠ちゃんと結婚するなら、死ぬ気で合格しなきゃ!





今度こそ私は悠ちゃんと別れ、自分の家に向かう。




そして自分の部屋へ行くと、ベッドの上に倒れ込み、枕に顔を埋める。



あまりの嬉しさに私は両足をバタバタとさせる。




夢みたいだ。
悠ちゃんと結婚の約束なんて…



すれ違っていた日々が嘘のようだ。



六年前に悠ちゃんと別れて、


去年に悠ちゃんと再会して、


今年に悠ちゃんと付き合い始めた。




こんな奇跡があるのだろうか。



私は枕を抱きしめながら、自分の顔の前に左手を広げた。



薬指を見れば、先ほど悠ちゃんが予約と言ってキスされた場所。




ああ…もう、幸せすぎだよ。



いつか、バチが当たりそう…



そう思いながらも、顔はにやけてしまい、私は幸せに浸っているのであった。