不器用な二人










「じゃあ、美遥。また連絡するね」




「うん、私もする」




あれから数分間はあの状態でいて、悠ちゃんのマネージャーさんから連絡があり、悠ちゃんとの幸せな時間を終了された。



そしてマンションまで送ってもらい、私は悠ちゃんの車から降りようとした。




しかしその前に悠ちゃんから腕を掴まれて、引きとめられてしまう。




「悠ちゃ…」



「ーー二年後」



後ろから耳元で囁く悠ちゃん。



…二年後?




私は悠ちゃんの方へ振り向くと、悠ちゃんは優しい笑みを浮かべ、私の左手を繋ぎ悠ちゃんの口元へ移動する。




「約二年後、美遥が短大を卒業したら、結婚しようか?」



「…へ?」




突然のプロポーズにマヌケな声が出てしまった。



ゆゆゆ悠ちゃん、今、なんて…!?




「けっ、こん…!?」



「そう、結婚」



だからここは俺が予約ね。と悠ちゃんは私の左手の薬指にキスを落とす。




その光景を見て私はだんだんと涙が出てきた。