「……早くない?」
「そんな急にじゃないよ。例えば二年後とか三年後とか」
な、なんだ…
数年後の話…か。
てっきり…すぐの話かと思った…
自分で早いと言ったくせに、なんだかがっかりしている自分がいる。
「俺としては、今すぐにでもしたいけど…美遥はまだ高校生じゃん。それに短大にも行くでしょ?」
「…うん」
「まだ学生の美遥を縛りたくない。…まぁ、どうせ縛るのは縛るんだけどね」
「え?」
「独占欲ってやつだよ。俺以外の男と話すなってさ」
自嘲気味に笑う悠ちゃんに私は悠ちゃんの左手を両手で握る。
「…私、悠ちゃんなら縛られたっていいよ」
素直に自分の気持ちを言うと、悠ちゃんから抱きしめられ、耳元でため息を吐かれた。
「そんな外で煽るのやめて…襲いたくなるでしょ」
「おそ…っ!?」
待って、ここは車の中だよ!?
外はまだ明るいから、車の中丸見えだよ!
だから、悠ちゃんに抱きしめられているのも、絶対に外から丸見えだ!
頭の中で想像すると、余計に顔に熱が集まり、悠ちゃんの胸に顔を埋める。


